便利な心理学用語集

心理学用語集な行


あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行



内因性
精神障害で、外傷、中毒、伝染病によるものは対外からの原因によるもので外因性と呼ばれ、甲状腺や心臓その他の病気によるものは身体に原因があるので体因性。この言葉は広義には精神的原因で生ずる心因性に対して使われることもある。このいずれでもないものが、内因性である。それは神経の内に原因があるもので、遺伝が土台にあり、脳に眼で見ることのできる変化がない。

内罰的
思うようにならぬことが起きた場合、自分が悪いという態度をとることを言う。

ナルコレプシー
突然、発作的に眠り込んでしまう病的状態。一時的な睡眠発作。

ナルチシズム
自己を愛の対象にすること。

二次的強化
二次的条件反射、二次的条件反応を形成すること。例えば、犬に肉を与えながらベルを鳴らすと、ベルを鳴らしただけでヨダレを流すという条件反射が作られるが、この後で光を見せたときベルを鳴らすことを繰り返すと、こんどは肉を全く与えないでも光を見せただけでヨダレを流す反射、すなわち二次的条件反射が作られる。このように条件刺激を更に他の刺激と結びつけて行くことを二次的強化と言う。



入眠時幻覚
眠りに入ろうとする状態に現れる幻覚。夢と違って、目が覚めているという意識があり、また自分が見ているという意識がある。従って厳密にはニセ幻覚である。

如実的
知覚と心像の違いは、知覚はまざまざとした現実的性質を持つことである。これを如実的といい、この性質を如実性という。

認知的不協和
二つの知識や信念が矛盾する状況では、不協和による緊張を解消させようとする物の見方、行動が生ずる。その行動を変化させる不協和を認知的不協和と言う。

認知動機
動物は探索行動を示すし。また人間も動物も知覚欲求を持っていて、知覚すべき刺激を求める。これを広く「認知要求」または認知動機という。

能動的想像
ユングの言葉。自己分析の方法で、自分の夢に出てきたものと対話しながら、同時にその内容を記録するもの。夢のような想像の世界では、記録が出来ず、記録しようとすると無意識の世界と離れたものになる。両社のバランスをとった想像が自己分析には必要である。




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