ポジションを持つまでは冷静だが・・・

自分のポジションを正当化する投資家心理


投資家心理ポジションを持つまでは、多くの投資家は冷静で理性的である。しかし、一旦ポジションを持つと状況は一変する。自分が保有する銘柄に否定的なニュースやアナリストコメントには、耳を塞ぎ(認知的不協和)都合の良いところだけを探し出そうとする(認知的協和)状態になる。これは、確認バイアスともよばれ、無意識の内に行われているケースもある。

日常生活でも自分の悩みを他人に相談するとき、意識・無意識に関わらず、自分にとって肯定的な意見を言ってくれそうな人を探して、相談しているケースは意外と多いと思われる。

株式市場において自分が既に間違った決定をしてしまったことを認めながら、それを追認させられるような情報を避けるのは、確認バイアスによるものである。意識・無意識に関わらず良くないことは明らかで、トレードを長引かせ、大きな損失を受けることになりかねない。




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