適合性理論が無意識で働いていませんか?

適合性理論と銘柄選択



好き? 嫌い?心理学で適合性理論というのがある。簡単に説明すると、自分がある芸能人に好意を持つことと、郵政民営化に賛成か反対かは無関係ですが、その芸能人が郵政民営化に賛成であれば、自分にとってその芸能人と郵政民営化は関係を持つこととなります。


ここで自分が民営化に賛成ならば、芸能人に対する態度は変わりませんが、民営化に反対だとすると、芸能人に対する好意的態度と、民営化に対する非好意的態度を適合させる方向に態度が変わると言うのが、適合性理論なのです。この例では、自分が考えを変え郵政民営化に賛成するか、その芸能人に対し好意を無くすかに態度の変更が生じるのです。


日頃から好印象を持っている、某企業の株を買おうとしたら、貴方の大嫌いなタレントをCMに起用していたとか、煙草が大好きなのに、その企業が禁煙運動に賛同しているとか、株式投資で銘柄選択する場合にも、適合性理論が無意識のうちに働いているなんてことはありませんか?




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