アッシュの実験カードに見る集団思考

集団思考~アッシュの実験カード~



アッシュの実験
Xと同じ長さの線を1.2.3から選ぶのは簡単なことである。しかし、ここにサクラの参加者を入れると事情が変わってくる。実験では7人のサクラを入れ被実験者より最初に答えるように設定された。1回目、2回目は被実験者もサクラも正しい答えをした。3回目にサクラ全員が線1がもっともXに近いと間違った答えをした。その結果、被実験者の35%がサクラと同じ間違った答えをしたのだ。

アッシュのこのテストは従順への圧力があることを示している。その後の質問で被実験者の殆どがグループの答えは間違えと思いつつ、ともかく同一行動をとったと言う。

このカードによる実験は、現在なかり周知されてしまったが、グループの意見と個人の意見が大きく食い違う場合、人間がどう行動するかは不変的なものであり、株式市場でも同じではないだろうか。




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